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幸せ女子ラジオ81『人を動かす力』解説③過ちの対応編

今日の学習ポイント案内

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こんにちは(^^♪

ここでお会いできてとても光栄です。私は幸せ女子大学の代表 恋愛婚活コンサルタントの山﨑静です。

 前回は、他人の愛を勝ち取るための3つの秘訣を学びました。

注意深く耳を傾けること、相手の興味のある話題について話すこと、相手の名前を意識的に覚えることです。この3つのことを意識することで、自分にとって相手の存在の大切さを表せることになるので、相手から継続的な好感を獲得できます。

しかし、人間関係は必ずしも良いことばかりではありません。完璧な人間はいません。私たちは皆、間違いを犯します。

そこで、対人関係で、間違いを犯したとき、私たちは何をすべきでしょうか?

また、他人が間違いを犯した場合は、その間違いをどのように指摘することができるのでしょうか? 今日はこれら2つの疑問を持って、世界的名著「人を動かす力」の第三部の内容を解説しながら、一緒に魅力的な大人女性に目指して、本日の学習を始めていきましょう。

まず自分の間違いを認め、それを受け入れること

生活の中で、私たちは皆、うっかりして大なり小なり(だいなりしょうなり)間違いを犯します。これらは避けられないことです。 しかし、間違いを犯した後、多くの人は、自分の間違いを積極的に認めるのではなく、自分の間違いを正当化しょうとして、いろんな言い訳をします。

 たとえば、男性との付き合いにおいて、「デートの約束時間に遅刻した場合は、今日は渋滞していたから遅れてしまった」、「関係が進まない場合は、彼が積極的にデート誘ってくれないから、なかなか会えていない」など、

さまざまな言い訳を耳にしたことありませんか?

私たちは問題が起きた時に、自分は何も悪くない、責任を他人や外部環境にあると、正当化しようとします。

しかし、自分の過ちを擁護したり隠そうとしたりしていて、私たちは本当に相手からの承認と好感を勝ち取ることができるでしょうか?

いやいや無理ですよね!!
それどころか、逆に私たちは信頼できない人だと感じさせてしまうでしょうね!

これを端的(たんてき)に言い表した、アメリカの石油王ロックフェラーの名言があります。彼は、息子への手紙の中で、次のように書きました。

「私は言い訳が得意な人を軽蔑します。それは弱者の振る舞いだからです。そして、また言い訳が得意な人を同情します。理由はそれが失敗の原因だからです。」

米国で有名なウェストポイント陸軍士官学校(りくぐんしかんがっこう)では、古くからの鉄則があります。

それは、学生は上級将校(じょうきゅうしょうこう)や上官(じょうかん)に質問された場合、「はい」、「いいえ」、「言い訳はありません、」「わかりません。」の4つの答えしかないということです。それ以外の受け答えは認められていません。

この鉄則は非人間的だと感じるかもしれません。
しかし、このウェストポイントの陸軍士官学校は、「言い訳なし」の概念を持たせることで、問題に真正面から向き合い、言い訳をするのではなく、可能な限りやるべきことを遂行(すいこう)する方法を見つけることができるからです。

ウェストポイント陸軍士官学校が200年以上にわたり、米国で3人の大統領、5人の5つ星の将軍、そして数え切れないほどの優れた将軍とビジネスウィザードを訓練してきたのは、まさにこの鉄則があるからです。

ですから、私たちも、過ちを犯した時は、言い訳をする必要はありません。
良い人は優秀な人は言い訳せずに、解決策を見つけようとする!ということを忘れてはいけません。

人の間違いを指摘する時は、慎重に

さて、自分の間違いをしたときの対処方法について話した後、2番目の疑問である、「他人の間違いにどう対処するか?」を見ていきましょう。

本書「人を動かす力」を学び初日の学習の中で、他人が間違いを犯したとしても、他人を直接批判したり非難したりしてはいけません。理由は、私たちが批判しても、他人の間違いを正せないだけでなく、逆に恨みを買ってしまうかもしれないということを、一緒に学習しました。

アメリカのトランプ大統領は典型的な例があります。

トランプ大統領はホワイトハウスで、コロナウイルスは高温多湿(こうおんたしつ)で抑制(よくせい)できるとの研究結果を発表しました。 しかし、この報道を聞いた後、メディアの記者がこれは常識に反していると感じたので、その場でトランプ大統領に直接反論を投げつけました。「私たちはデマを聞くためにここに来たわけではない!」と。トランプ大統領は、恥をかかされたと思い、強く言い返しました。以降の、マスコミとトランプ大統領の闘争(とうそう)はご存じのとおりです。

 このことから、他人の過ちに直面したときは、「あなたは間違っている!」というような直接的な表現で話を始めないことが最善であるとわかります。
そうしないと、敵意を引き起こして相手との戦いを導くことになります。
メディアの記者は、トランプ大統領の敵意と闘争心(とうそうしん)を招いてしまっただけということになりました。

では、他人が犯した過ちに立ち向かうためのより良い方法をカーネギーはどう教えているのでしょうか?

様々な実験と研究の後、カーネギーは私たちにとても効果的な方法を教えてくれています。それは「仮説アイデア」と呼ばれるものです。

 「仮説アイデア」とは何か?

簡単に言えば、相手が現在していることと別の行動を実行した場合、どのような効果が生じるかを相手に伝えることです。

 たとえば、同僚が大声で話しているため、周りの人たちの仕事に影響が出ていると感じたとき、 相手に直接に「あなたの声が大きすぎます、もう少し静かにできますか? あなたの声でみんなの仕事に影響を与えていますよ!」と言ってしまったら、間違いなく気まずい雰囲気となるでしょう!

しかし、「仮説アイデア」を使うと、「今言ったことは理にかなっていると思いますが、声をもう少し小さくできればもっと完璧です」と言えば、相手は自分の問題に気づき、声を小さくするように意識することができます。

ここのポイントは、相手を困らせないことです。この方法は、他人の間違いを直接指摘して修正させようとするよりも、何倍も優れています。

効果的なコミュニケーションは友好的な言動から始まる

日常生活の中で、他人の挑発や無理な要求に直面することがあります。

私たちはこのような時でも、お互いが望む結果に至るように友好的にコミュニケーションをとることができます。

「人を動かす力」の中に、こんな実話が載っていました。
ホワイト・モーター社の2500人の従業員たちが、昇給を求めてストライキを行っていた時のことでした。
通常では、ストライキをされた工場のリーダーは怒り、非難したり、時には脅迫したりと、しっぺ返しの措置を取ります。
しかし、当時ホワイト・モーター社の社長だったブラックは、友好的なアプローチを採用しました。
彼は、従業員たちがストライキをする以外にやることは何もない状態を見て、従業員たちが広場で野球できるようにたくさんのバットと手袋を購入しました。
そしてボウリングが好きな人がいるとわかったとき、彼は従業員たちのためにボウリング場を借りて、従業員たちにボウリングをさせました。

すると、ブラックの親切な行動はすぐに友好的なフィードバックを得ました。それは、ストライキを行った従業員たちが、自主的に工場周りの掃除をし始めたことでした。

想像できますか?

自分の賃金のために、工場長や社長に罵声(ばせい)を浴びせ、ストライキを行った従業員のグループが、自発的に工場を掃除し始めたのです。

これは、アメリカの労働運動の長い歴史の中でとてもユニークな案件だそうです。
その後、ストライキは1週間ほどで問題なく解決し、その結果に誰も文句を言わなかったそうです。

 実際、他の人が私たちを攻撃する場合、その言動の出発点は、自分の自尊心と面子を取り戻すことです。
そのような言動にしっぺ返しを食らわせても、他人の反抗的な心理を引き起こし、私たちをより悪い態度で扱うようになるだけです。
しかし、彼らの怒りや不満を理解し、友好的に扱うことができれば、彼らの激しい感情を大幅に和らげ、より友好的かつ平和的に解決できるようになります。

有名な「イソップ寓話」には、太陽と風の物語があります。

北風と太陽が、どちらが強いかで言い争っていました。
「議論ばかりしていても決まらないので、それでは力試しをして、旅人の服をぬがせたほうが勝ちと決めよう!」ということになりました。

北風がはじめにやりました。北風は思いきり強く、「ビューッ!」と、吹きつけました。旅人はふるえあがって、着ものをしっかり押さえました。そこで北風は、いちだんと力を入れて、「ビュビューッ!」と、吹きつけました。すると旅人は、「うーっ、さむい。これはたまらん。もう1枚着よう」と、いままで着ていた着ものの上に、もう一枚重ねて着てしまいました。北風はがっかりして、「きみにまかせるよ」と、太陽にいいました。

太陽はまず、ぽかぽかとあたたかく照らしました。
そして、旅人がさっき1枚余計に着た上着を脱ぐのを見ると、今度はもっと暑い、強い日ざしをおくりました。じりじりと照りつける暑さに、旅人はたまらなくなって、服を全部脱ぎ捨ててから、近くの川へ水あびにいきました(笑)

この話は、暖かさと親しみやすさは、脅迫や暴力よりも常に説得力があるということを説明しています。
他人の攻撃状態を変えたい場合は、友好的で親切なコミュニケーションを心がけなければいけません。

本日の学習ポイントまとめ

学習ポイント

それでは、ここまでが今日お話しする主な内容です。一緒に振り返ってみましょう。

今日は主に、
自分の過ちに立ち向かう方法、他人の過ちを正す方法、または効果的なコミュニケーションは親しみやすさから始めることについて話しました。

著者のカーネギーは、私たちが何らかの理由で間違いを犯したとき、自分自身の客観的な理由を見つけて自分自身を正当化する方法を見つけるのではなく、私たちの間違いに直面した時、まず自分の間違いを認め、そしてそれらを改善する方が良いと言っています。私たちが自分の過ちを認めることができると、相手が私たちからの誠意を感じることができます。

また、他の人が間違いを犯したことを発見した場合、まず相手の言動を受け止めてから、仮設アイデアを使用して、相手の間違いをやんわりと指摘し、それらを修正することを期待して促すことができます。

最後に、挑発的で非友好的な扱いに遭遇したときは、問題を解決するために友好的な態度をとるように最善を尽くす必要があります。しっぺ返しは逆効果であり、友好的で親切なことは問題を平和的に解決する結果に役立ちます。

それでは、今日の共有は以上です。

明日は、仕事の中で他の人と調和する方法に焦点を当ててシェアさせていただきます。

おめでとうございます。今日も私と一緒に少し成長できましたね(^^♪

それではまた明日!

思考と議論

最後に一緒に考えて頂きたいことがあります。
本に記載されている方法に加えて、相手の間違いをやんわりかつ効果的に指摘し、相手を喜ばせることができる方法は何かあると思いますか?
ページの最後にあるメッセージエリアにコメントを書いて、あなたの意見やストーリーをみんなと共有することを歓迎します。

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最後までお付き合いいただきありがとうございました(^^♪

またセミナーでもお会いできることを楽しみにしております(^^♪

幸せ女子大学の代表 恋愛婚活コンサルタントの山﨑静でした♪

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